植毛方法の違いはなに？髪は伸びるの？植毛のデメリットはあるの？
2018/06/07
育毛剤や薬で薄毛を回復させるにはどうしても時間が掛ります。植毛ならば期間が短くて確実に毛量を復活させることができます。
また植毛の方法の違いによっても薄毛回復効果も変わってきます。
植毛手術後に新しい髪の毛は伸びるの？
植毛のデメリットはあるの？
そんな疑問について薄毛増毛業界（自毛植毛クリニック含む）で20年以上働いてきた現役美容師が案内いたします。ご参考にしてください。
植毛方法の違いはどうなっているの？
植毛方法の違いは大きく分けて2種類。
そもそも「植毛」とは頭皮に髪の毛を植え込む移植施術法で、外科手術を行う医療行為に当たります。
人工的に作られた髪の毛を植える「人工毛植毛」と、自分の後頭部周辺の髪の毛（毛根）を別の薄毛部分に植える「自毛植毛」の2種類があります。
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人工植毛とは・・
人工毛植毛で使用される髪は医療機関で作られていますが、やはり「人工的に作られた異物（自分の細胞ではないもの）」なので、頭皮に植えた後で感染によって炎症を起こす可能性が高いです。
以前は世界的にも広がっていた手術方法ですが、現在ではアメリカが禁止するなど殆ど日本だけで行われている植毛方法です。
日本皮膚科学会が公表する薄毛治療ガイドラインでもこの「人工毛植毛」は「Dランク：勧められない」となっています。
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自毛植毛とは・・
自毛植毛は、そもそも自分の毛根（細胞）を使用するので、植毛後も炎症を起こすことはなく安全な医療行為（外科手術）です。
移植する毛根は後頭部周辺の細胞を使用します。
この周辺の毛根は女性ホルモンの影響が強く、頭頂部や前髪が薄くなっても抜けることはありません。
その後頭部周辺の「強い毛根（細胞）」は頭頂部などの薄毛部分に植えた（移植した）あとも、その部分でヘアーサイクルを維持できるので、手術後もずっと生え変わり続けます。
日本皮膚科学会が公表する薄毛治療ガイドラインでもこの「自毛植毛」は「Bランク：勧められる」になります。
植毛手術後の髪の毛は伸びるの？
人工植毛で使用する毛は「人の毛」ではないので伸びません。
そのため時間が経つと（植毛していない）周りの髪の毛だけが伸びて不自然になってしまいます。
自毛植毛の場合は自分の「強い毛根（細胞）」を使用するので、移植した部分で新しい髪の毛として伸び続けます。
ただ移植した毛根から直接新しい髪の毛が生えてくるのではありません。
植毛手術後1カ月から3カ月の間で、植毛した部分の髪は一度抜け落ちます。
「抜けてしまった！」とビックリする人がいますが安心してください。
3ヶ月後くらいから徐々に新しい髪の毛が生えてきて、通常の毛髪部分と同じように成長していきます。
植毛手術後半年くらいで、植毛した部分と周りの部分が自然に馴染み、効果を実感することができます。
その後は通常の毛髪部分と同じペースで伸びるので普通に美容室は散髪屋さんでカットができます。
植毛のデメリット
①将来植えていない部分との「差」がでる可能性がある。
実際に自毛植毛会社で働いている時に「生え際やM字部分だけに植毛したい」との相談がよくありました。
もちろん生え際やM字部分だけに植毛することは可能です。
ただ、将来生え際以外の
自毛植毛のメリットである「移植した部分でずっと生え続ける」ことが反対に見た目に不自然になってしまうことがあります。
そのため「生え際やM字部分だけに植毛したい」など一部分だけの植毛をご希望との相談があった場合では、なるべく移植範囲を広げて、将来移植部分以外の薄毛が進行しても、なるべく自然にみえるようにアドバイスしています。
②手術担当ドクターの経験値・技術力で「差」がでる。
植毛手術はとても細かな外科手術です。
最近はこの自毛植毛手術を機械（ロボット）で行う病院・クリニックもあります。
ただ全ての過程を機械（ロボット）で行うのではなく、最終的な移植過程は「人の手、医師の手作業」で行ないます。
ここで慣れていない場合や、毛髪の知識があまりない場合では最終的な仕上がりは全くちがいます。
経験値の少いドクターが行った場合は「髪の毛の流れが違ったり」「とても荒い・密度がない状態で髪が生えてきたり」することが起きます。
貴方が骨折をした場合、費用が安いといって経験値の少いドクターに外科手術をして欲しいですか？
私は絶対に嫌です。
自毛植毛手術をするには担当ドクターの経験値が一番大事です。
まとめ 自毛植毛手術は「経験値・症例数」が多いクリニックで受けるべき！！
最近はネット上でも「症例数」だけを多く宣伝しているクリニックもあります。
実はこの症例数の多くは、以前そのクリニックを立ち上げたこのようなレジェンドと呼ばれる数名のドクターによって行われた「症例数」も数多く含まれている事実があります。
バレない自毛植毛にはドクターの「外科的技術力」と「美容的技術力」2つが必ず必要になります。
この「外科的技術力」と「美容的技術力」はドクターの「経験値・症例数」が無くては成り立ちません。
私も技術者ですが（もちろん医者ではありませんが）絶対的に経験値はウソをつきません。
そこからすると・・・
・経験値・症例数がとても多い自毛植毛のレジェンド的存在：音田正光ドクター、滝田 賢一ドクターらが手術担当
・クリニックが 全国で4ヵ所：東京（新宿）名古屋、大阪、福岡ある
（アスク井上クリニック、ヨコ美クリニックさんは東京のみ）
・経験値・症例数が多いからできる：最新技術：高密度の自毛植毛ＭＩＲＡＩ法が受けられる
が最も安心できる自毛植毛手術を受けることができるでしょう。