ヘアカラートリートメントで白髪染めをしないと、薄毛ハゲになる!?

      2017/11/06

ヘアカラートリートメントで白髪染めをしないと、薄毛ハゲになる!?

最近ヘアカラートリートメントが注目されています

その理由は「ジアミン系薬剤」による頭皮トラブルで薄毛になってしまう危険性があるためです。

とても危険な「ジアミン系薬剤アレルギー」の発症。

ヘアカラートリートメントならば天然系染料で低刺激で頭皮に優しく白髪染めができます。

でも「ジアミン系薬剤」を使わずに
髪は染まるの?
頭皮へのダメージはないの?

そんな疑問にアラフィフ現役美容師がお答えします。

ヘアカラートリートメントが注目されている理由!!

ヘアカラートリートメントとはどんなもの?その特徴は?

・天然系の染料を使っているので髪や頭皮に優しく刺激が少い

・使用毎に徐々に髪が染まっていく

・完全に髪を染めるものではなく、髪の表面をコーティングしながら徐々に髪を染める
(髪色をキープするには、週に1~2回程度使用しなくてはいけない)

・髪の毛のダメージが無い(一般のカラーリングでは髪の毛は傷みます)

染め続けなくても不自然にならない。徐々に色落ちしてくる。
(ジアミン系薬剤で白髪染めして、髪が伸びると「根本の白髪」が目立ち、染め続けなければ不自然になる)

 

各販売会社によって呼び名は異なり
「ヘアカラートリートメント」「トリートメンカラー」「白髪染めトリートメント」などと呼ばれていますが
みな同じような働きがあります。

ではなぜ今ヘアカラートリートメントが注目されているのでしょうか?

 

理由①:ヘアカラー(永久染毛剤)で頭皮にダメージを受ける人が増えている。

私が働く美容室でも最近ヘアカラーで頭皮にダメージを受ける人が増えています。
パッチテストでは何も問題なく、今まで何年もヘアカラーをしていた人が急に頭皮トラブルを発生するパターンが多くなっています。

いつもは自宅で「市販の白髪染め剤(ジアミン系薬剤)」を使い来店され、カットの際に美容室で「頭皮トラブル」に気づかれるお客様も多くなっています。
(自分自身では気づかれない人は割りと多いです)

ヘアカラー、白髪染めで頭皮トラブル・ダメージ⇧白髪染め剤(ジアミン系薬剤)の影響で頭皮に炎症を起こし皮膚もカサカサになってしまっている状態

パッチテストとは・・
ヘアカラーをする前にそのヘアカラー剤が頭皮(皮膚)に問題がないかを調べる「事前テスト」のこと。
ヘアカラー剤を腕の内側などに付けて「48時間」放置します。
48時間後に皮膚にトラブルがなければ、そのヘアカラー剤を使用します。
美容室では初めてヘアカラーする前には必ずパッチテストを行ないます。
もちろん家庭用のヘアカラーでもパッチテストは必要です。

天然系の染料を使ったヘアカラートリートメントならば頭皮へのダメージなしで、カラーリングができます。

 

理由②:ヘアカラーの頭皮トラブルで「薄毛」になってしまう危険性があります。

怖いのは、このような頭皮トラブルが進むと髪が抜けてしまい、薄毛になってしまうことです。
ヘアカラー、白髪染めで薄毛になる!?⇧白髪染め剤(ジアミン系薬剤)で頭皮が炎症を起こしてしまい、髪の毛が抜けてしまったきている。

ヘアカラーが原因で抜け毛になり、「円形脱毛」のように髪の一部が抜けてしまったり、髪全体が薄くなってしまう危険性があります。

ヘアカラートリートメントならば「薄毛」になる心配もなく毛染めができます。

 

頭皮トラブルの主な原因は「ジアミン系薬剤アレルギー」

美容室や市販の「カラーリング剤、毛染め剤(白髪染め、毛色を明るくするカラーリング)」のほとんどが「ジアミン系薬剤」を使用しています。

先ほど書いた「パッチテスト」もこのジアミン系薬剤に対するアレルギー反応をみることが主な目的になっています。(もちろん他の成分で反応を起こす場合もあります)

上の写真のお客様も後日皮膚科で診察を受けてみたところ、炎症の原因は「ジアミン系薬剤アレルギー」と診察されました。

病院ではステロイド系の薬品を処方されたようで、完治するまで約1ヶ月以上かかりました。
現在では、元の頭皮状態になっています。

 

「ジアミン系薬剤アレルギー」の問題点

一度この「ジアミン系薬剤アレルギー」を発症してしまうと、今後一生「ジアミン系薬剤」のカラーリング剤は使えなくなります。

最近増えているのが、
パッチテストで問題がなくても、後から「ジアミン系薬剤アレルギー」になることです。

 

アレルギー反応はよく「コップ」に例えられます。

今までは何もアレルギー反応も問題なく使っていた薬剤が、ある日体内にある「アレルギーのコップ」がいっぱいになってしまうことで、こぼれだして「アレルギー反応」が発症してしまうと言われています。

花粉症が急に発症するのもこの体内の「花粉アレルギーのコップ」がいっぱいになることで、急にある年から花粉症になってしまうと例えられています。

 

「ジアミン系薬剤」も同じで、段々と体内で「ジアミン系薬剤アレルギーのコップ」がいっぱいになってきて、ある日急にコップがいっぱいになりアレルギー反応により、頭皮に炎症が起きてしまうようです。

頭皮トラブルだけではなく、怖いのは「ジアミン系薬剤アレルギー」でアナフィラキシーショックおこして急激な血圧低下で意識を失うなどの「ショック症状」も考えられます。

 

ヘアカラートリートメントの期待される効果
「ジアミン系薬剤」を使わないで髪の毛を染める!!

ヘアカラートリートメントは「ジアミン系薬剤」を使わず天然系の染料で髪を染めるので安心です。

また永久染料のように髪の毛を傷める心配もありません。

永久染料とは・・
「ジアミン系薬剤」を使用した1剤と2剤を混ぜることで(最近は最初から2つの薬剤が混ざっているものもあります)発色させる毛染め剤。
髪の中から完全に染めているので、髪がの伸びると「染まっている部分」と「染まっていない部分」の「色の差」がハッキリ出てしまいます。
特徴としては「1回で完全に髪を染めること」ができますが、「ジアミン系薬剤」により頭皮と髪の毛を傷めてしまいます。

ほんとに染まるの?

★「はい!染まります!!!」

私も美容師として30年以上働いていますが、今までは正直
・「ヘアカラートリートメントなどでは、髪の毛は染らない」
・「仕事して使えるものではない!=染らない」と思っていました。

 

しかし実際に使ってみて「その染まり具合い」に美容師として驚いています。
十分「仕事で使える=染まる」レベルでした。
(各メーカーさん今までバカにしてゴメンナサイ)

髪萌ヘアカラートリートメントで白髪染め

このように3回の使用で十分染まりました。
(毛染め前から2日毎にヘアカラートリートメント「髪萌」で染めてみました)
これはヘアカラートリートメント:髪萌で染めていますが、1回の使用だけでもかなり白髪が染まりました。

髪萌を実際に使ってみたレビューは当ブログ内
白髪染めカラートリートメント:髪萌 レビュー【写真・画像有り】
をご参照ください。

 

白髪染のリタッチはヘアカラートリートメントで行えば安心

一般の白髪染めは1ヶ月もすれば、髪の根本が白くなってきます。

通常であれば、「ジアミン系薬剤」染料でリタッチ(根本染め)をします。

しかし「ジアミン系薬剤」では髪にも頭皮にもダメージがあるので、
このリタッチをヘアカラートリートメントで行なえば、髪にも頭皮にも安心して毛染めが続けられます。

 

頭皮にダメージ、刺激はないの?

★「頭皮にダメージ、刺激」は感じませんでした。

私が今まで白髪が増えても「毛染め」をしなかった理由は「頭皮が敏感肌」だった為です。
パッチテストでも数時間で肌が赤くなるので、怖くてカラーリング、白髪染めができませんでした。

 

お客様にすすめる以上、自分でも体験しなくてはいけないので、幾つかのヘアカラートリートメントを使用しましたが、今のところ「頭皮へのダメージ、刺激」はなかったです。

ただ最近は天然成分でもアレルギー反応を起こす場合もあります。
そのため、(刺激が少い)ヘアカラートリートメントでも初めて使用する前にはパッチテストをすることをおすすめします。

使い方はどうなの?面倒くさいことはないの?

★簡単!塗って5分~10分放置するだけ

各販売会社によって
「シャンプー前の乾いた状態に塗る」か「シャンプー後の濡れた髪の状態に塗る」か
の違いはありますが、要するに髪に塗って5分~10分放置するだけなので使用方法は簡単です。

「シャンプー後の濡れた髪の状態に塗る」ことをすすめている会社でも、シャンプー前に塗布しても問題ないとしています。

永久染料の場合は「染める力」が強いので、風呂場などで毛染め中にカラーリング剤が床に落ちると「すぐに床が黒く染まる」場合がりました。
しかしヘアカラートリートメントならば、すぐに拭き取れば床などが染まることはありませんので簡単に風呂場で染めることができます。

 

染らない人もいるのはなぜ?

ヘアカラートリートメントの口コミをみていると「全然染らなかった」と指摘されている人もいます。

ではなぜ染らない場合があるのでしょうか?

美容室でもカラーリングで染まりにくいタイプの毛質があります。
ヘアカラートリートメントでも同じ原因・毛質が染まりにくいようです。

その原因を考えてみると・・


 

・原因①:染料が髪に染み込みにくい
元々髪の毛にボリュームがなく、「脂性」でベタベタしているような人の毛の表面は「脂分」でコーティングされているような状態です。

このような毛質の人は
ヘアカラートリートメントを使用前にシャンプーして「リンスやトリートメントはしないで」濡れた髪をよくタオルドライしてから塗布してみてください。
これでも染まりにくい場合は、面倒ですが一旦「リンスをしていない状態で」髪を乾かした状態で塗布してみてください。

また縮毛矯正やパーマ直後も薬液が髪の毛をコーティングしている状態と似ており、染まりにくくなってしまう場合があります。
縮毛矯正やパーマをした後は1週間くらい間隔をあけてから、ヘアカラートリートメントで染めてみてください。


 

・原因②:髪(白髪)が剛毛
髪が固く剛毛な場合も染料が染み込みにくく染まりにくいです。

染料は温めると染まりやすいです。
ヘアカラートリートメントを塗ったあと、ヘアーキャップやサランラップを使って軽くドライヤーなどで温めると染まりやすくなります。

また放置時間を少し長めにすることでも、剛毛の毛は染まりやすくなります。

 

まとめ

最近「ジアミン系薬剤」染料による頭皮のダメージ・炎症を起こす人が増えている。

放っておくと薄毛になってしまう危険性もあります。

「ジアミン系薬剤」を使わないヘアカラートリートメントならば、頭皮や髪にもダメージがなく安心してカラーリングができます。

頭皮と髪もケアするWの白髪染め「髪萌カラーアップ」

★髪萌を実際に使ってみたレビューは当ブログ内
白髪染めカラートリートメント:髪萌 レビュー【写真・画像有り】
をご参照ください。

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